2007年度公募プログラム

SFC海外フィールドワーク助成制度

活動課題(テーマ)

海外での一定期間のフィールドワークを通して世界に貢献しうる思考力と行動力を併せ持った有為な人材の養成を目的とした学生プログラムを積極的に推奨し経済的な支援を行う。

担当

総合政策学部教授 小島 朋之

小島 朋之SFCの学生はみな「未来からの留学生」です。「問題発見」と「問題解決」の試みを通じて、「人間交際」に「益をなさんとする志」を持ち、「志」は国内だけでなく、海外でも「問題」現場でのフィールドワークを通じて先導する「未来」の構築に取り組んできました。この「海外フィールドワーク助成」は、こうした「志」を抱くSFC学生の皆さんを支援します。

活動内容

SFCでは個人の研究テーマに関連した国内外での実地調査や研究活動を積極的に行なうことができるように、活動を正規科目として認定(フィールド研究A,フィールド研究Bあるいは研究プロジェクト)し、また成果を最終的に卒業制作として纏め上げることも可能としている。因みに本年度、昨年度に海外での研究活動を「フィールド研究」科目として申請、単位付与した学生数は次の通りである。
  2005年度  春学期4名  秋学期8名
  2006年度  春学期2名  秋学期18名  (大学院生は除外。)

また、研究プロジェクトを履修して海外フィールドワークのために渡航した学生数の詳細は相当数に上ると予想される。

海外での研究拠点としては、東南アジア、中近東、欧州、米国と多岐に亘っておりいわば全世界を対象としている。この他にも授業科目として申請は行っていないが各研究プロジェクトや卒業制作の一環として海外研究活動を行っている学生は相当数存在する。

今回のプログラムでは対象を、「原則個人且つ研究活動期間限定」にすることでこれまで海外活動に意欲をもちながら、様々な制約の下で実現不可能であった学生層の意欲を喚起し、単なる語学研修ではない、自らの足を使った研究活動を通じて多くの学生に世界の現状を体験させることを目的とした。 現在SFCには学部生を対象に、「半年間(長期)、アジアを中心とした(地域限定)海外での(グループ)での研究活動を行うこと」を目的とした長期海外フィールドワークプログラムを外部資金によりスタートさせており、今回のプログラムは海外研究活動を軸としてそれとは対極的な位置関係であるが、研究によっては相互補完的、相乗的な成果も可能と考えている。

具体的な内容は以下の通りである。

  • 1)募集人数:年間15名まで。(事前に応募のあった研究計画書により選考)
  • 2)対象者:国外での研究活動を予定し、フィールド研究(研究プロジェクト、卒業制作を含む)科目を履修する学生。
  • 3)国外での研究期間:原則的に長期休暇期間中の1ヶ月程度。
  • 4)研究場所: 全世界対象(特に定めず)。

活動における効果

主に2つのグループが応募してくることが想定される。
一つのグループは国外での研究材料を探し、実証するために応募してくる学生達でこの学生群は主にフィールド研究を履修科目として申請してくると思われる。この学生群はこのフィールドワークを通じて幅広い視点を養い今後の研究活動に繋げる効果を期待しる。

もう一つのグループは研究会に所属している4年生レベルの学生群で、理論的にはある程度完成しており、その裏づけ、実証のために国外での活動を必要としている学生達で研究活動をその活動成果を卒業制作、学会発表としてより発表することが期待される。
いずれも活動終了後に実施する報告会に参加する。

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