2007年度公募プログラム

学部横断環境プロジェクト‐瀋陽・成都における環境活動

活動課題(テーマ)

慶應義塾大学9学部を含めた日中の研究者による共同研究の推進と日中の大学の学生が混成チームを作り,共同研究への深い理解とチーム別地球環境問題への取り組みをテーマにした討論等を通じて「実学の精神」の体験と国際交流を図る。

担当

商学部教授 桜本 光

桜本 光日中の共同研究への深い理解とチーム別地球環境問題への取り組みをテーマにした討論等を通じて「実学の精神」の体験と国際交流を図るのが、このプロジェクトの主な目的です。長い人生を有意義に過ごすために、親友との出会いや自分の生きがいを義塾における学生生活のなかで見出せればと考えています。その中で地球環境問題を少しいっしょに考えませんか。

実施状況

慶應義塾大学9学部を含めた日中の研究者による共同研究の推進と日中の大学の学生が混成チームを作り、共同研究への深い理解とチーム別地球環境問題への取り組みをテーマにした討論等を通じて「実学の精神」の体験と国際交流を図ることを、本プログラムの主な目的とする。教育・研究の取り組みや塾生たちの自発的な活動など、地球環境問題から、社会環境や生活環境に関する諸問題まで塾内における「環境問題」へのアプローチの実例をもとにその広がりを推進した。

従来、春休みに3泊4日程度で、我々が北京・瀋陽・成都を訪問し、中国中央政府・瀋陽・成都地方政府および日本(慶應義塾大学・東京大学・東京女子医科大学等)、中国(精華大学・北京大学・社会科学院・東北大学等)と共同研究を進め、また逆に、1月中旬、慶應義塾大学で、日中環境シンポジュウムを開催し、環境問題に関する国際会議で討論を重ねた。今回は、2007年夏、創立150年記念未来先導基金プログラムの一環として、「学部横断環境プロジェクト」による塾生の中国瀋陽市訪問(8月28日から9月2日)が行われ、6学部の学部学生と3研究科の大学院生計16名が、学部・研究科を超えた環境活動を実施した。

成果・目標達成度

共同研究者による環境に関する講義とチーム別地球環境問題への取り組みをテーマ別討論によって実学の精神に対する理解の深まりをめざすと同時に、日中の研究者および同世代の若者との交流を通じて、越境による様々な両国の環境問題、歴史問題、文化交流を通じた国際的な見識を深めることが期待できる。 将来、国内植林中心の福澤育林会と有機的つながりをもった海外植林への発展と、学生総合センターとの連携と協力により、多くの学部生・大学院生への広がりと、塾生・塾員を含めた塾の環境研究・教育の実践へと更に高め、広げることも可能であると考えている。

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