2008年度公募プログラム

2008年度 慶應義塾派遣交換留学制度促進奨学金

活動課題(テーマ)

慶應義塾派遣交換留学生として、派遣先大学で優秀な成果を修めた学生を表彰し、副賞として奨学金を授与する。また、表彰された学生の留学経験を塾の学生が共有できる機会を設けることにより、留学を希望する学生への情報提供を行なう。これらの活動を通じて、義塾として塾生の留学を奨励する。

担当

国際センター所長 小尾晋之介

小尾 晋之介



活動内容

対象:
2007年度派遣交換留学生で帰国した者
応募書類:
派遣先大学での成績表、A4用紙5枚程度のエッセイ
応募方法:
国際センターHPに掲載するとともに、対象学生にはメールでも周知する。
選考方法:
国際センターで交換留学生の選考を担当する複数の委員による選考
発表:
2月下旬
授賞式:
3月中旬。三田キャンパス演説館
その他:
奨学金を支給された学生には、エッセイを慶應のホームページに掲載するとともに、冊子としてまとめて留学フェア、交換留学説明会などで配布する。また、表彰式などの場で、受賞者に留学経験の報告を求める。ご寄付いただいた方々に対しても、報告書の贈呈、表彰式へのご招待といった形でご報告する。

活動における効果

この奨学金制度への応募にあたり、留学経験を振り返り、留学を通じて自分が何を学んだのかについて考える機会を提供することができる。さらに、留学の成果が義塾から表彰される経験を通じて、自分自身に対する誇りと自信を持つことにつながる。
また、一般塾生については、留学をした先輩の成功体験を報告会、報告書などを通じて学ぶことにより、留学に対する具体的な動機付けが高まることで、交換留学を希望する塾生の増加が期待される。あわせて、交換留学中の学生に対しても、留学中の勉学の励みとだけでなく、留学先で様々な困難に遭遇した際にも、留学途中での授業を放棄、成績の低下を防止し、学生の意欲の向上につながるものと考える。

参加者の声

公募プログラム

経済学部 豊田純平

【目的】世界中の学生と関わりながら留学をしたい、マーケティングをビジネスの本場で学んでみたい
【成果】派遣先のワシントン大学では学業面においても部活動においても充実した日々を送ることができた。コミュニケーションスキルを上げるためディスカッションやプレゼンテーションが主体の少人数制の授業を多く取るように心がけ、最終学期には4 年生レベルのマーケティングの授業を履修。クラスの内容を高めることに貢献でき、最終プレゼンテーションでは2 位に選ばれた。また、ラグビーチームの立て直しにも貢献することができ、文武両道を実現することができた。帰国後TOEIC では990 点(満点)、英検も1 級を取得することができた。1 年間でここまで変われるのだということを自分自身の成長の幅で実感することができ、大きな満足を得た。
【今後】将来的にはさらに広い価値観を持った人間に成長していきたい。世界中のどこに行っても現地のニーズを把握できる一流のマケッターになるという夢がある。交換留学をするまでは遠く及ばないと思っていた夢だったが、実際に世界各地からの学生と交流し、私とはまったく異なる価値観に触れることで、私はその夢に大きく一歩踏み出すことができた。必ずこの留学経験を活かして一歩一歩着実に目標に向かって進んでいきたい。


環境情報学部 加根魯絢子

【目的】海外の大学で語学力を身につけつつ、最先端の技術について学ぶ
【成果】カーネギーメロン大学で履修した授業での実習から得た知識をSFC の研究会でも活かすことができている。アラブ学生団体に所属し、ネイティブスピーカーとも交流することでアラビア語の力を高め、またアメリカから見た中東世界を垣間みることができた。塾派遣交換留学生としての1年間、大変なことがなかったといえばもちろん嘘になる。しかし、この経験を通して培った知識、人間関係、そしてメンタリティーは一生の財産だ。毎日が新しい発見であり、「成長できた」と自信を持って言える。長いようで本当に短い、しかし多くの可能性を与えてくれた充実の1年だった。
【今後】アラビア語の学習も本格的に再開し、春にはイエメン等で1 ヶ月間勉強、夏季休暇中はリビア・シリア・レバノンの3 カ国へ赴く予定だ。留学で培った経験を元に、海外の大学院も視野に入れた進学を考えている。超領域的な研究を目指したい。


法学部政治学科 永野将虎

【目的】ベネチア大学
【成果】「超充実」。ベネチア大学での一年間はこの言葉に尽きる。それは、五感のフル活用を心がけてきたからだ。現場や現物などのリアルに触れて、そこで得た実感を信じて自分の考えを実行に移す。今回のベネチア留学はそのような探究心、「Chase the Real. Feel the Real」の精神を磨く絶好の機会だった。
【今後】日本語を学ぶ友人の心を動かすこともひとつの国際貢献なのではないかと思うので、日本に少しでも興味を持ってくれることを目指し、日々「些細な国際貢献」に草の根レベルで努めていきたい。

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