2009年度公募プログラム

「慶應義塾への導入プログラム」―正課外教育を中心に―

担当

学生総合センター長(学生部長) 富田広士

活動内容

目的、背景

本プログラムは2007年度および2008年度に採択された「慶應義塾への導入プログラム」を継続的に踏襲したもので、以下のふたつの概念をコアとした導入プログラムを実施した。
<塾生としてのアイデンティティの獲得>
慶應義塾に入学しながらも慶應義塾が持っている伝統や他大学とどう違うのかを意識している学生は少ない。他の大学にはない義塾独特の気風と塾生生活とのかかわりについて考える場を設け、塾生らしい豊かな学園生活を送るためのきっかけを提供する。
<学園生活への導入>
学問への導入教育はなされても、学園生活への導入は二の次とされてきた多くの大学で、初年次教育の必要性が叫ばれている。塾生の自立に多くを要さなかった義塾においても「個」としての支援が必要な塾生が見られる。自分らしさを認識し実りある塾生生活を謳歌するためのきっかけ作りやアドバイスを投げかける場が必要である。また、学部・学年を超えた塾生同士また教職員との交流によって豊かな人間性が醸成され、「社中協力」の精神が養われることも狙いとする。

内容、成果

①合宿企画「塾生交流in立科2009」
塾生・教職員が交流する合宿企画を慶應義塾立科山荘(長野県)で実施した。合宿内イベントの企画・運営は学生スタッフが行った。天候にも恵まれ、自然散策、バーベキューといった立科山荘ならではのアウトドアでの交流企画も行われ、充実した3日間を終えることができた。
 実施日:9月9日(水)~11日(金)
 参加者:学生(1~4年生)26名 学生スタッフ(2~4年生)10名 教職員6名 合計42名
 内容:パネルディスカッション、懇親パーティー、交流企画(自然散策・屋内レクリエーション)、バーベキュー、報告会
②講演会企画
昨年度実施した連続講演会のうち学生の関心が高かった2つのテーマ(大学生活における挫折・悩みといかに向き合うか/将来に向けて大学生活の中で何を考えどう行動するべきか)について、講演会企画を実施した。
1.公開座談会「無駄なことってないよね~カウンセラーからのメッセージ特別編~」
実施日:6月25日(木)18:45~19:45 日吉独立館D403教室
企画者 増田 直衛(学生相談室長・文学部教授) ・ 西河 正行(学生相談室カウンセラー)
話題提供者 手塚 千鶴子(学生相談室カウンセラー) ・ 西河 正行 ・ 増田 直衛
コメンテーター 中村 裕子(学生相談室カウンセラー)
2.講演会「自分は何をしたいのか~卒業後のキャリアについて考える~」
 実施日:7月2日(木)16:30~18:00 日吉J11教室
 講師:宮城まり子(法政大学キャリアデザイン学部教授/塾員)

参加者の声

公募プログラム

文学部1年

夏に参加させていただいた立科合宿ではたくさんのものを得ることができました。サークルに所属していない私は、合宿などに参加したくてもできなかったので、とても楽しみにしていました。文学部ではカリキュラム上、なかなか特定の友達ができにくかったので、心から付き合える友人をつくりたいと思い、参加させていただきました。最初は知り合いもいなく不安でしたが、たくさんのやさしい先輩方にかかわっていただき、すぐにみんなと打ち解けることができ、山登りや肝試しなどのたくさんのプログラムを楽しむことができました。立科での出会いは学年を問わず、現在でも続いており、仲間との交流を通して普段の大学生活においても多くのことを学んでいます。立科合宿を終えて、人との縁を大切にするようになりました。立科での学びを今後たくさん活かしていこうと思います。

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