2010年度公募プログラム

経済学部・経済学研究科専門教育留学支援制度

活動代表者

経済学部長 小室 正紀

小室 正紀この制度を活用して学生が海外の一流大学における専門教育を受けることによって、系統的知識の向上を図るだけでなく、将来の国際的なキャリア・メイキングに役立ててくれることを希望しています。

活動内容

2010年度は第2学年1名、第3学年12名、第4学年2名、大学院生2名の合計17名の学生がこの制度を利用した。

なお、学生が留学からの帰国した際には「留学の成果に関するエッセイ」の提出を義務付けている。留学に関しては短期的な語学成果だけを期待しているわけではないが、それでも日常を含めた外国語環境での生活によって飛躍的な能力開発が行われていることを知ることができる。それに加えて多様な価値観をもつ学生との交流により自身のアイデンティティの再確認や異文化を背景とする他者に対しての理解の促進、さらには将来のキャリアパス選択への寄与など、世界を見据える未来先導型人材の育成に大いに寄与していることが伺える。

また2010年度より経済学部独自の留学枠も設けられ、留学を希望する経済学部の学生に対して、より多くの留学の機会を提供する取り組みも始まった。その留学枠に採用された学生もこの支援制度の対象となっており、今年度は2名の学生がこの制度を利用している。

参加者の声

公募プログラム

経済学部4年

このような貴重な経験をさせて頂き、本当に様々な方に感謝しています。これを可能にして下さった経済学部の教授の方々、三田経済学部係の方々、国際センターの方々、ケルン大学の方々には、本当に感謝しています。ありがとうございました。留学の一番の要である各国からの留学生とのふれあい、これに関してはこれ以上を望むことが出来ないくらい充実しました。大切な友人が世界中に出来、様々な刺激を受けました。この貴重な経験を自分の将来に結び付け、慶應経済人として、国際人としてより一層努力、精進していきたいと思います。


経済学部4年

いただいた奨学金を活用して、ドイツのケルン大学へ半年間留学しました。ケルン大学の授業では、一つのテーマを奥深く掘り下げ、課題に取り組む時に求められる完成度が高く、最初のうちはこなすのが精一杯でした。しかし、学部生だけでなく、MBAの学生とも肩を並べて授業に取り組んでいく中で、世界で活躍する学生の学問に対する姿勢を間の当たりにし、学び取る事ができました。また学外では、ドイツ人はもちろん、ヨーロッパの様々な国から来た留学生達と知り合う事ができ、互いにホームパーティーを開いてはそれぞれの国の料理を振る舞うなど、交流を深めました。異なる文化的背景を持った友達と、留学から帰ってきた今もつながりを持ち続けられている事は、僕にとって一生の財産になると思います。このような機会を与えてくださって、本当にありがとうございました。

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