2010年度公募プログラム

咸臨丸150年記念 夏季サンフランシスコ研修

活動代表者

理工学部長 青山 藤詞郎

青山 藤詞郎米国サンフランシスコにて、地元企業でのインターンシップと咸臨丸入港150周年記念行事への参加の機会を提供します。これを機に、日本にいるだけでは身につけることの出来ない幅広い視野を育ててください。

活動内容

現地でのインターンシップやサンフランシスコアジア美術館での講演会の経験により、本プログラムの目的であった「義塾の礎とも言える福澤先生のもつフロンティア精神の体感」、「世界で活躍する卒業生との交流」、「学生一人一人が新世界に飛び出して自らの道を切り開くチャレンジ精神の取得」、を参加学生一人一人が達成する事が出来たと考えます。活動内容や成果報告の詳細は代表者の執筆による三田評論(2011年11月号 KEIO REPORT)を参照してください。

参加者の声

公募プログラム

総合政策学部4年

咸臨丸プロジェクトに参加させていただき、感じたことは「歴史があって、自分がある」ということです。
今回のプロジェクトに参加する前まで、咸臨丸のこと、福澤先生のこと、日本と米国の交流のこと、サンフランシスコのこと、多くのことを自分は知らなかったのだと自覚しました。Asian Art Museumでのプレゼンテーションでは、江戸時代から現代に至るまで、日米の文化交流について時系列に沿って発表させていただきました。その過程で、福澤先生が貴重な海外体験を通して学ばれたこと、咸臨丸の渡航が日本の発展にどう寄与したのかということについて深く考える契機になりました。また、プロジェクトを通して気付かされたことは、150年も前の航海の経験が今も日本と米国の交流に受け継がれ、根づいていることです。例えば、サンフランシスコの日本人街にて、盆踊りのイベントが開かれていたり、現地の新聞で咸臨丸が紹介されていました。

そして、150年経った今、まさに自分たちが現地の美術館の方々と咸臨丸に関する展示を共に鑑賞し、このような素晴らしいイベントを開催できたことに感動を覚えました。こうして人々の記憶と文化の交流が受け継がれていくことを、肌で感じた非常に良い経験となりました。このプロジェクトに リーダーとして、様々な方にお世話になりながら、プレゼンテーションを企画実行できたことは自分の中で一生の財産になると思います。


理工学研究科修士課程2年

この度の咸臨丸プログラムを経て、貴重な経験をする事ができました。

一番に挙げられることは、プレゼンテーションに関する指導を頂けた事です。本番のプレゼンテーションを迎えるまでにAsian Art MuseumとIntraxの方から合計2回もプレゼンテーションの指導を頂く事ができました。私も学会発表等で日本語のプレゼンテーションを頂く機会がありますが、英語のプレゼンテーションをする機会はなく、とても勉強になりました。また、アメリカ人のプレゼンテーションは日本とは異なる部分があり、喋り方・注意の引きつけ方・スライドの作り方等多くのアドバイスを頂く事ができました。

また、今回20人を超えるメンバーで一つのプレゼンテーションを作るという機会も貴重な経験となりました。一人でプレゼンテーションを行う機会は経験があるのですが、複数人でプレゼンテーションを行う機会は初めてでした。私は5つあるグループのグループリーダーの一人でしたが、いかに分担してプレゼンテーションを作成するかという事は難しく、その分最後のスピーチで成功する事ができた時は達成感がありました。現在でも咸臨丸プログラムのメンバーの繋がりは強く、頻繁に集まっています。

最後に、渡航費の補助を頂けた事は私にとって大きな助けとなりました。咸臨丸プログラムだけでなく、海外の企業で働いてみるという経験は自分の人生を大きく左右する経験となり、現在に生きています。この度は補助を頂き誠にありがとうございました。

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