2010年度公募プログラム

学部横断環境プロジェクト−瀋陽・成都における環境活動

活動代表者

商学部教授 桜本 光

桜本 光本プログラムに参加し、自発的な活動と日中の研究者および同世代の若者との交流や様々な体験を通じて、今後の人生を考えてみませんか。

活動内容

2010年夏、創立150年記念未来先導基金プログラムの一環として、「学部横断環境プロジェクト」による塾生の中国瀋陽市訪問(8月31日から9月5日)が行われ、瀋陽市を訪問し、東北大学と慶應義塾大学と公式交流によって地球環境問題を討議し、8学部・2研究科の21名の塾生と東北大学の学生(約30名)との公式交流をした。
(1)共同研究者による環境に関する講義とチーム別地球環境問題への取り組みをテーマ別討論によって実学の精神に対する理解の深まりをめざした。
(2)日中の研究者および同世代の若者との交流を通じて,越境による様々な両国の環境問題、歴史問題、文化交流を通じた国際的な見識を深めることができた。
(3)今後、国内植林中心の福澤育林会と有機的つながりをもった海外植林への発展と、学生総合センターとの連携と協力により、多くの学部生・大学院生への広がりと、塾生・塾員を含めた塾の環境研究・教育の実践へと更に高め、広げることも可能であると考えている。
(4)瀋陽での植林プロジェクトは、京都議定書のCDMの認可をめざしている。

参加者の声

公募プログラム

文学部国文学専攻3年

初めて行った中国は毎日が気づきの連続でした。たった数日間でしたが、道を歩けば建設中のビルで溢れている現在の中国の勢いのすごさはもちろんのこと、植林地ではその経済発展の裏にある大気や水や貧困など多くの問題をも同時に自分の目で見て感じることができました。そして私個人的にはホテルで同室の中国東北大学の学生と毎日夜中までお互いの価値観や政治や歴史の話まで語り合ったのは本当にすばらしい経験でした。貴重な機会をどうもありがとうございました。学生のうちにこのような研修に行けて本当によかったと思います。今回の経験をこれからの糧にしていきたいと思います。


法学部政治学科3年

瀋陽では、発展が進む様子と歴史的な建造物の両側面を見ることができてよかったです。また、東北大学の学生さんが同行してくれたため、会話も弾み、現地の人の視点から楽しむことができました。私は中国語を履修していないため学生さんが一緒にまわってくれたことで安心感もありました。大気汚染が著しい都心部に対して、バスで少し行った本渓との環境差に驚きました。私の中で中国が汚染というイメージに偏ってしまうことなく、自然と触れ合えて本当にいい経験ができました。もともと環境問題に興味があり参加したのですが、この研修において中国人学生と交流することによって、彼らの勤勉さに非常に感化されました。日本の大学生と違い、彼らは本当に熱心に勉強していて、堂々としていて、私自身このままじゃだめだと感じ、これからの大学生活を無駄にしないように頑張りたいと思いました。参加することができて本当によかったです。中国の学生さんとはこれからも連絡を取り合っていけたらいいと思います。

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