2016年度公募プログラム

[理工学部]

グローバルリーダーシップセミナー実地研修

活動代表者

理工学部教授 小原 京子

小原 京子理工学部1、2年生を対象に、韓国、台湾の学生と議論し、意見をまとめる研修を企画します。互いの違いを理解しながら議論を深める体験を通して、グローバルに活躍することを目指す学生の参加をお待ちしています。

活動内容

本プログラムは3日間の研修プログラムであり、夏休み期間は韓国高麗大学と、春休み期間は台湾淡江大学と合同で実施した。具体的な内容は以下の通りである。
【高麗大学とのプログラム】
 時  期:2016年8月18〜20日
 場  所:韓国ソウル市
 予定人数:塾生16名+高麗学生16名,引率教員3名
 トピック:Code of Ethics of Scientists/Engineers

【淡江大学とのプログラム】
 時  期:2017年2月16〜19日
 場  所:台湾台北市
 予定人数:塾生16名+淡江学生20名,引率教員3名
 トピック:How could you use technology and creative thinking to solve a specific problem in the world today?

 高麗大学とのプログラムでは、技術者倫理について5〜6名のチームごとに集中的に議論し、6チームがそれぞれ20分間のプレゼンテーションを行った。質疑も学生間で行われ、日韓両国で発生した研究者の剽窃行為の背景などの分析や、自分たちが設定した倫理規定の定義が紹介された。英語での議論に加えて、理工学部学生が早い段階で技術者倫理について考える良い機会となった。
 淡江大学とのプログラムも、現在の世界的な課題に対する技術や創造性の発揮について6名のチームごとに議論し、それぞれ30分間のプレゼンテーションを行うという、高麗大学のプログラムとほぼ同様のスタイルで進め、またテーマに沿った教員の講義も実施した。世界に存在するさまざまな問題の中で、どのようなものを選ぶか、またどのような解決案を提示するかについては、個人間・日台間でかなりの認識の相違があり、学生たちはグループワークによって議論の重要さを実感するとともに、また英語を使って国境を越えた共同作業を行ったことで、今後の学習・研究に対して従来とは異なる視点を獲得する、非常に有意義な活動となった。

参加者の声

公募プログラム

理工学部2年

慶應と韓国の高麗大学の学生が毎年交流するプログラムですが、今年は早稲田大学と延世大学の生徒も数人交えて、高麗大学にて行われました。3日間の研修では、高麗大学のキャンパス案内からはじまり、その後日本と韓国のそれぞれの教授のレクチャーや講義を受け、それについて日本人と韓国人の学生が混ざってディスカッションをしました。短い時間ではありましたが、英語を使って意思疎通をする難しさや違う価値観を持つ人たちと意見を共有する楽しさを学びました。そして何よりもこのプログラムを通して新しい人脈を築けたことを嬉しく思います。10月には、韓国で仲良くなった学生が日本に遊びに来てくれ、日本の文化を紹介することもできました。一生大事にしていきたいと思うつながりを持つことができたこのプログラムに感謝すると同時に、ぜひ1人でも多くの慶應生にこのような海外交流ができるプログラムに魅力を感じ挑戦して欲しいと思います。

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