2019年度公募プログラム

[理工学部]

Workshop on Emerging Technologies for Sustainable Development

活動代表者

理工学部教授 伊藤公平

伊藤公平カリフォルニア大学バークレー校やIT企業の研究者と議論を交わすワークショップを開催します。国際交流、産業界との連携、塾生の国際舞台での活動がさらに発展することを期待します。

活動内容

2019年12月10日‐11日の2日間、日吉キャンパス来往舎にてワークショップを開催した。参加者は、事前受付62名、当日受付29名、合計91名と盛況であった。

制御工学、バイオエンジニアリング、量子情報、マテリアルサイエンスの4分野のセッションを設け、UCB教員5名(含む、副学長)、電気通信大学教員とその卒業生5名、慶應理工学部教員・博士課程学生・卒業生5名、企業エンジニア4名が講演を行った。学生と研究員30名によるポスター発表も初日午後に実施した。ポスター発表者は、慶應理工学部4年生5名、理工学研究科大学院生16名であった。自身の研究内容を丁寧に説明し、課題点や解決策について活発な議論が行われた。専門分野に特化した会議とは異なり、他分野の研究者からの質問や助言は、これまでとは異なる見方を提供するものであり、新たな発見があったようである。ポスター発表時刻を過ぎてもディスカッションを続ける姿も見られた。学生が英語で研究発表をする機会の提供、他分野・他大学との交流という両面で大変有意義であった。

2日目午後のGoogle Japan CEOのFitzgerald氏によるPlenary Lectureと日立金属社長佐藤氏(UCB卒業生)によるClosing Lectureは、それぞれ第7回、8回の理工学部Distinguished Lecture Seriesとの共催とし、ワークショップ参加者以外の学生も多数聴講した。講演後には多くの学生から質問が飛び交い、テクノロジーの発展と地球問題、社会への貢献、講演者自身の経験など、多岐にわたって議論された。

ワークショップに参加したUCB教授のうち3名は、前日や翌日に理工学部矢上キャンパスを訪れ、実験装置や研究環境を見学しながら理工学部の教員や学生と活発なディスカッションを行った。また、UCBの副学長は東京国際フォーラムで開催された理工学部テクノモールにも参加した。様々な交流をとおして今後の共同研究の種をしっかりと植えられた。

参加者の声

公募プログラム

理工学部4年生

自分の英語力は十分とは言えなかったがUCBの先生が非常に熱心に辛抱強く話を聞いてくださり、ディスカッションできたことが非常に嬉しく自信になった。良い研究成果が出たら海外で開催される学会に参加してみたい。


理工学研究科修士1年

普段参加する学会とは違い、他の分野の話を聞くことができ面白かった。分野は異なっても学部で受けた講義の知識で分かることも多く、意外と共通する部分もあると感じた。

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