2020年度公募プログラム

[メディアデザイン研究科]

KMD-スタンフォード大学「ジョイントプロジェクト型グローバルラーニング」プログラム

活動代表者

メディアデザイン研究科委員長 稲蔭正彦

稲蔭正彦デザインシンキングを世界に広めたスタンフォード大学と合同で6週間の短期デザインプロジェクトを実施します。プロジェクトは、日米の文化差を意識しイノベーションを創出するためのシードとして位置付けられます。

活動内容

新型コロナ感染症(COVID-19)の影響で、2019年度の活動が3月初旬(中間の段階)で中止となった。その後、感染症は拡大を続け、2020年11月時点において、スタンフォード大学では授業がオンライン化し、キャンパスアクセスも極めて限定的な状況であった。国内においても同時点で感染者数が増えていたほか、全国的に第3波になりつつあり、義塾の海外渡航の制限も続いていたため、教員、学生が渡米することも禁止されていた。このような状況を鑑み、今年度の2月—3月に予定していた本プログラムは、中止となることをスタンフォード大学とも合意した。それと同時に当初の計画をそのまま一年延期して2021年度(2022年2−3月)に活動を実施することにも賛同していただいた。

2021年度の活動計画は以下の通りである。
各大学で選抜された各4名、合計8名の学生が、多様性のある混合チームを2つ作り、創造教育および新しいデザインに関する共同プロジェクトを遂行する。学生は、スタンフォード大学における2週間、本務大学に滞在しながらテレビ会議システムを利用した遠隔研究期間2〜3週間、KMDにおける2週間を共に過ごし、合計6~7週間でチームとして成果を発表する。
主な活動内容は次のとおりである。

 (1)共同プロジェクトを遂行する(チームビルディング、テーマ立ち上げ、プロセスを通じた異文化の学び、教員からのメンタリングの経験、成果発表、など)
 (2)各大学の授業を聴講する(聴講科目の例:色の色彩、プロダクトデザイン、ストーリーテリング)
 (3)ビジネスを含む文化を理解する(シリコンバレー的なもの、米国的なもの、日本的なもの)
 (4)デザイン思考メソッドを用いて、フィールドワーク、プロトタイピングまでを短期間に実施する
 (5)魅力的なプレゼンテーションを行う

なお、本プログラムの参加学生に対しては、派遣元大学で授業科目として単位を認定している。2021年度活動内容は流動的であるが、従来と同様の内容を計画している。
2021年12月 参加学生の選抜およびオリエンテーション
2022年1月~2月上旬 参加学生に対する事前研修の実施
2022年2月中旬 スタンフォード大学での活動(テーマ決定、スタンフォード大学教員による講義、両大学の教員によるメンタリング、授業聴講、フィールドワーク、米国文化体験、中間発表)
2022年2月下旬~3月上旬 オンラインによる共同研究
2022年3月中旬~下旬 慶應義塾大学での活動(KMD教員による講義、両大学の教員によるメンタリング、企業訪問、日本文化体験、スタンフォード教授特別講義、最終発表)

 

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