2020年度公募プログラム

[薬学部]

医工薬連携の最先端医療を米国で学ぶユタ大学短期留学プログラム

活動代表者

薬学部教授 金澤秀子

金澤秀子医工薬分野の学生と教員が、米国のユタ大学での最先端医療を見学体験するプログラムです。国際的な研究者との交流によりグローバルな視点に立ち未来医療を実現する強い研究者マインドを持ってほしいと考えています。

活動内容

薬学部、医学部、工学部(Bioengineering)間で連携して学際領域の研究を進めているユタ大学での研究体験は、塾内においても薬学部、医学部、理工学部との連携により最先端医療・再生医療などの最新医療を推進していく人材養成の重要なポイントとなる。 このような短期留学プログラムを通じてアメリカの最先端医療に触れることは、グローバルに情報取集・解析する能力を有する先導者、グローバルなリーダーシップをとる人材育成・国際的コミュニケーション能力育成・自己表現能力育成にもつながる。学生時代に経験する医療分野の世界的な先導者との交流は、国内での学生生活のみでは得ることができないグローバルな先導者に必要な問題意識や柔軟な発想を醸成することが可能である。

渡航前:選抜と事前準備
プログラム参加予定学生に対して語学、プレゼンテーション演習などの事前教育を行う。また並行して、学際領域の研究に関する基礎知識を学習する。
渡米後:① 最先端研究体験 学生(8名)と引率教員2名で渡米。 
プログラムは、2週間の予定であるが、希望すれば滞在の延長も可能(1か月程度)。
ソルトレイクシティ、ユタ大学の薬学部、医学部、バイオエンジニアリング部の研究室を訪問、研究の見学・体験、研究室セミナーに参加し、ディスカッションを行う。
Department of Pharmaceutics & Pharmaceutical Chemistry, Cell Sheet Tissue Engineering Center, Department of Bioengineering, University of Utah Hospital を訪問予定。
ユタ大学の著名な研究者の講演を聴講、質疑応答を行う。学生との交流プログラムも実施する。
②産業化体験 バイオベンチャー
バイオベンチャーの訪問、セミナー、ディスカッションを通じ産業化への知識を得る。
帰国後:報告会・講演会
各キャンパスで報告会を行う他、合同で報告会を開催し、帰国後の医工薬連携・研究交流を深める。
参加学生による次年度のプログラム企画提案や医工薬連携による研究課題提案などにつなげる。
ユタ大の講師を招き講演会を開催する等研究交流を継続し、参加できなかった学生にも情報共有する。

本プログラムは、これまで、2018年度、2019年度と継続して実施し、医工薬の学生および教員が複数参加し、有意義な活動を行ってきた。その成果は、医工薬の学生のモチベーションの向上と意識改革にも繋がり、さらには、ユタ大学と薬学部の学術交流締結に繋がるなど大きな成果も得られた。しかし、本プログラムが米国ユタ大学への短期留学プログラムであり、2020年度は、COVID-19の感染拡大の影響のため、米国への渡航ができず、すべての活動が実施できなかった。

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