2021年度公募プログラム

[メディアデザイン研究科]

KMD-スタンフォード大学「ジョイントプロジェクト型グローバルラーニング」プログラム

活動代表者

メディアデザイン研究科委員長 稲蔭正彦

稲蔭正彦デザインシンキングを世界に広めたスタンフォード大学と合同で6週間の短期デザインプロジェクトを実施します。プロジェクトは、日米の文化差を意識しイノベーションを創出するためのシードとして位置付けられます。

活動内容

新型コロナ感染症(COVID-19)の影響で、2019年度および2020年度の活動が中止となったが、2021年度はスタンフォード大学教育学研究科のプログラム”Stanford Transforming Learning Accelerator”に参加する形で、2021年9月下旬からオンラインにて開始し活動を続けてきた。しかしながらこの度の新型コロナウイルスオミクロン株の蔓延により、2022年2月から3月に予定していた両大学における活動を中止とすることをスタンフォード大学とも合意した。それと同時に当初の計画を一年延期して2022年度(2023年2−3月)に活動を実施することにも賛同していただいた。当初予定よりも実施期間を延長することを検討している。

2022年度の活動計画は以下の通りである。
各大学で選抜された各4名、合計8名の学生が、多様性のある混合チームを2つ作り、創造教育および新しいデザインに関する共同プロジェクトを遂行する。学生は、スタンフォード大学における2週間、本務大学に滞在しながらテレビ会議システムを利用した遠隔研究期間2〜3週間、スタンフォード大学の学生が来日しKMDにおける2週間を共に過ごし、合計6~7週間でチームとして成果を発表する。期間を延長する場合、2022年10月から2023年3月を実施期間とし、主な活動はオンラインにて実施し、相互の大学への訪問を含めたハイブリッド形式での実施となる。
主な活動内容は次のとおりである。
 (1)共同プロジェクトを遂行する(チームビルディング、テーマ立ち上げ、プロセスを通じた異文化の学び、教からのメンタリングの経験、成果発表、など)
 (2)各大学の授業を聴講する(聴講科目の例:色の色彩、プロダクトデザイン、ストーリーテリング)
 (3)ビジネスを含む文化を理解する(シリコンバレー的なもの、米国的なもの、日本的なもの)
 (4)デザイン思考メソッドを用いて、フィールドワーク、プロトタイピングまでを短期間に実施する
 (5)起業を意識した魅力的なプレゼンテーションを行う

なお、本プログラムの参加学生に対しては、派遣元大学で授業科目として単位を認定している。2022年度活動内容は流動的であるが、以下の通り計画している。
2022年9月 参加学生の選抜およびオリエンテーション
2022年9月~10月上旬 参加学生に対する事前研修の実施
2023年2月中旬 スタンフォード大学での活動(テーマ決定、スタンフォード大学教員による講義、両大学の教員によるメンタリング、授業聴講、フィールドワーク、米国文化体験、中間発表)
2023年2月下旬~3月上旬 オンラインによる共同研究
2023年3月中旬~下旬 慶應義塾大学での活動(KMD教員による講義、両大学の教員によるメンタリング、企業訪問、日本文化体験、スタンフォード教授特別講義、最終発表)

 

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