2021年度公募プログラム

[殿町先端研究教育連携スクエア]

ジュニアドクター育成塾:KEIO WIZARD DIVERSITY

活動代表者

大学ウェルビーイングリサーチセンター長/システムデザイン・マネジメント研究科教授 前野隆司

前野隆司Keio Wizard は小中学生を対象に宇宙やAI、医療などの最先端科学の学びと、システム思考やデザイン思考を活用した観察や、対話、アイデア創出、試作、発表といったイノベーション創出手法体得の学習を提供しています。大学・大学院生もメンターとして成長できるプログラムです。

活動内容

1. 国外の教育研究機関や課題発生現場へのフィールドワーク
国外の教育研究機関(現状、タイ・バンコク郊外にあるアジア工科大学大学院などと調整中)を拠点に受講生および教員・メンター共に滞在し、現地の小中学生や大学生・大学院生共に日本とは異なる社会課題をフィールドワークによって体験する。その上で、現地の専門家による講義と日本および現地の関係者によるワークショップを実施する。これらの取り組みを慶應義塾の一貫教育の特色や、現在までのKEIO WIZARDで培ったシステム思考やデザイン思考の考え方に基づいたものごとを俯瞰的かつ緻密に捉え、課題の発見から解決の方法まで導出するプロセスを適用することで、国を超えた視野を持つ人材育成に寄与できる。
※新型コロナウィルス感染症の影響より、国内ワークショップやサマーキャンプへ変更する可能性もあります(2020年度:オンラインによるサマーキャンプ実地研修「ビデオ制作講座」へ変更)。
2. KEIO WIZARD DIVERSITYシンポジウム・ワークショップ
上記のフィールドワークを含めたKEIO WIZARDの取り組みを発信し、興味を持つ国内外の関係者とのネットワーキング・議論を行うためのシンポジウム・ワークショップを実施する。
 特徴は、(1)教員の産官学とのプロジェクト連携を強みに、学生にフィールド調査や現場で働く人との意見交換を実現する実体験を提供すること、(2)大学生・大学院生・社会人のメンターが小中学生と接することによって、自身の学びを深め、他者に分かりやすく研究を伝える能力などを養う「半学半教」の精神を促進すること、(3)慶應義塾一貫教育校の学生が本塾以外の公私立生との交流を深め、視野を広げる機会や対話に触れることである。これらの取り組みにより、強い意志と行動力を身に付け、能動的に未来を創出できる人材を輩出できる。また、学生のみならず、研究者や教育者として社会に貢献するメンターの育成も図ることが可能である。さらに、学生が小中学生の時期から「半学半教」の精神に触れることにより、将来、他者に惜しみなく知識や技能を共有するマインドが醸成できる。https://www.tonomachi-wb.jp/juniordoctor/

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