2021年度公募プログラム

[理工学部]

Boston University / Keio University Workshop 2021

活動代表者

理工学部教授 勝良健史

勝良健史ボストン大学で開催される,日米の数学・数理科学の研究討論などを行うワークショップです。大学院生にとっては,英語で研究討論を行う良い機会になっていると思います。

活動内容

2020 年度はコロナ禍の影響で中止を余儀なくされたものの、2011年から始まり,2019年度は整数論,2018年度は力学系,2017年度は微分幾何学とトポロジー,2016年度は確率論と統計学,など毎年テーマを変えながら,9年間継続してBoston University / Keio University Workshopを開催してきた。当初ボストン大学と慶應義塾大学の研究者で行われたワークショップだったが,年々進化,充実し,MIT,ハーバード大学などアメリカ全土から参加者が集まる活発な研究集会へと成長した。日本からの参加者も大多数が慶應義塾大学だが,近年は東京工業大学,京都大学,東京大学,東北大学などからも大学院生や若手研究者が参加している。2014年度から2018年度まではJSPS拠点形成事業(A。先端拠点形成型)のサポートを受けて日本から多くの大学院生が参加しているが,参加した大学院生は全員,講演もしくはポスター発表を行うこととしており,貴重な国際経験を積む重要な機会となっている。
そして2021年度は,微分幾何学とトポロジーをテーマにBoston University / Keio University Workshop 2021を開催する予定である。このワークショップも例年通り,同分野の一流の研究者による講演が行われ,大学院生や若手研究者は発表およびポスター発表を行う。大学院生らがこのワークショップに参加するだけでなく,自身の研究成果についてポスター発表などを行うことは,専門的研究者から最新の研究成果やアドバイスを得ることができるという面からも,その後の研究の発展に繋がる非常に有用な国際交流活動であると言える。

新型コロナウィルス感染症の感染拡大の状況を鑑み、ボストン大学と協議の結果、2020年度に引き続き2021年度も延期することが決定した。よって、2021年度のすべての活動が中止となった。

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