活動代表者

幼稚舎教諭　清水賢

時代を超えて普遍的に求められる力としての、「英語力」と「プログラミング的思考能力」を早期から育むことを目指します。中学、高校生であれば理屈でわかることであっても、小学校低学年生は体験しないと理解しにくいため、このプログラムでは幼稚舎生がプログラミング的思考を、「体験的」に「英語」で身につけることを試みます。

【段階的内容】
「アンプラグド」タブレットにさわらずにプログラミング的思考やマナーを学びます
「ビジュアル」タブレットのアプリを利用してプログラミング的思考を学びます
「ロボット」タブレットで簡単なプログラムを組んでダッシュ（ロボット）を動かし課題を達成します。　
子どもたちがプログラムを組んで、タブレットに何らかの作業をさせます。子どもたちはタブレットに行わせたい一連の活動を細かい動きに分析し、次にそれらの細かい動きをどのように組み合わせれば目的の行動になるかを想定します。タブレットには人間の言語が直接理解できるわけではないので、子どもたちはタブレットにわかる「記号」で伝える必要があります。この「記号」である「コマンド」は英語で行います。ひとつひとつの細かい動きに対応した「記号」を、どのように組み合わせたら目的の動きになるのかを考えます。これらの「記号」の組み合わせを、どのように組み替えれば意図した行動により近づいていくのかを試行錯誤します。このような試行錯誤を通して理論的に考えることで、英語によるプログラミング的思考力の育成が期待されます。
【具体例】
英語の絵本を読む、英語のショートストリーを映像で視聴する。
児童が興味を持ちやすい題材を選ぶ。

（例）あかずきんの絵本（英語）を読む。
「鬼滅の刃」（英語版）、「Star Wars」の映画の一部を視聴する。
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ストーリー内容を把握する
英語の発音を学ぶ（Phonics）、英語の表現を学ぶ。
英語の文字を学ぶ（タブレットのロイロノートを使いアルファベットをタイピングする）
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【実例】
あかずきんがオオカミを避けておばあさんの家にリンゴを届ける、という課題を、タブレットでプログラミングし、ダッシュ（あかずきんに見立てる）を動かすことで達成する。プログラミングのコマンドはすべて英語。マスが書かれたマットの上に、それぞれのキャラクターやハザード（オオカミなど）を配置して行う。ダッシュには児童の発音を録音して、プログラムしたタイミングでメッセージとして再生することができるので、その機能も利用し、英語の発音や発話力のトレーニングも行う。

同様にして、ダッシュを「鬼滅の刃」や「Star Wars」に見立てて（ダッシュにイラストや写真を搭載して臨場感を出す）、プログラミングを行う。児童が興味を示す題材を用いることで、児童の学習へのモティベーションが増大する。