2022年度公募プログラム

[理工学部]

カリキュラムビルトイン型学部・大学院包括国際交流プログラム

活動代表者

理工学部教授 泰岡顕治

大学生から大学院生までを対象としたハンズオン型の国際人材育成プログラムです。
このプログラムをきっかけにしてより多くの学生が国際的に活躍する場を見出すことを期待します。

活動内容

① 海外工場見学プログラムの拡充 ②海外フィールドワーク ③4年生・大学院対象の国際ワークショップ、の3つの活動を計画していたが、新型コロナウイルス感染が少しおさまってきたため、一部のプログラムをオンサイトで実施することができた。また、2023年度から実施するための準備を行なった。
①については,タイ,韓国,米国の3つの海外工場見学プログラムを企画していたが,タイおよび米国の2つの工場見学プログラムを現地に実施した。タイについては、2023年3月18日〜22日にSIAM Compressor Industry Co., Ltd.、SNC Former Public Company Limited、およびカセサート大学工学部機械工学科との共同イベントを実施した。カセサート大学工学部機械工学科とのイベントはフランス・ECAM LaSalleおよびカンボジア・Institute of Technology of Cambodiaの学生も参加し、国際的な活動を実施することができた。米国については、2023年3月6日〜9日に川崎重工リンカーン工場の見学およびネブラスカ大学リンカーン校における見学と交流を実施した。今回実施に至らなかった韓国の工場見学については、2023年3月21日・22日の2日間に理工学部教員5名が延世大学を訪問し、次年度からの実施について検討を行った。②については,コロナ明けの先方の体制が十分でないこともあり、2023年8月2日〜4日に日本航空電子短期課題プロジェクトを実施することとした。またAI Hardware Center プロジェクトは、昨年度はオンラインで実施したが、現地でのインタビューを行う方が効果的と判断し、こちらも先方の体制が十分でないこともあり、IBMワトソン研究所、東京エレクトロンアメリカ、NY CREATESのインタビューなどは2023年8月〜9月に現地で行うことを計画している。③については,韓国,シンガポールにて実施の2つの国際ワークショップ,慶應で実施予定の2つの国際ワークショップともに,双方からの行き来がまだ十分にできないこともあり、オンサイトでの実施は延期とした。延世大学+高麗大学+慶應義塾大学の国際ワークショップについては、2023年夏に高麗大学にて実施する。また、カセサート大学+慶應義塾大学の国際ワークショップについては2023年5月にカセサート大学の教員・学生が慶應義塾大学を訪問して実施する。シンガポール工科デザイン大学+慶應義塾大学の国際ワークショップ、釜山国立大学+慶應義塾大学の国際ワークショプについては現在コロナ禍後の実施について相談しているところである。

 

参加者の声

公募プログラム

理工学部2年

機械工学科の工場見学としてネブラスカ州のリンカーン市にあるカワサキ・モーターズ・マニファクチャリング(以下KMM)を伺いしました。三日間の工場見学は初日は汎用機部門、二日目は航空機部門、三日目は鉄道部門という構成でした。午前、午後とで部門内の様々な分野のエンジニアの方々がツアーをしてくださり、そこで使われる機械や技術のこと、また現場でみなさんがどのように関わっているのかを英語で説明してくださりました。さらに、二日目と三日目の終わりには日本の川崎重工からきたエンジニアにお話を伺い、日本とアメリカの現場の違いについて学びました。この工場見学を通じて、エンジニアとして日本だけでなく、海外で働くという、新たな視野を得ることができました。百聞は一見にしかずという言葉があるように、ただ記事や説明を聞くだけでなく、実際に現地でのエンジニアの働きを見れたことが、これから専門分野に進んでいく私たちにとって大きな経験になったと思います。


理工学部2年

機械工学科の工場見学で、タイのSiam Compressor Companyと、SNCを訪問させていただきました。前者では、省人化を推し進めながらも、大切なところは人の手を活用して、コンプレッサーを製造する様子が印象的でした。後者では、物資を自動運転の車で運ぶなど、こちらも省人化に力を入れていることが見て取れました。工場見学以外にも、海外の学生と英語で学術交流を行いました。彼らの研究や英語力はレベルが高く、英語や機械工学の勉強を今後より一層やっていくべきだと実感しました。学部2年の段階でこのような経験ができるのは貴重なことですので、携わってくださった皆様に感謝いたします。

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