2022年度公募プログラム

[福澤研究センター]

福澤諭吉と「人間交際」を深めるワークショップ ―歴史を考え、体感する―

活動代表者

福澤研究センター所長 平野隆

平野隆>このプログラムは、高校生から大学院生までを対象に、大阪から九州に至る福澤諭吉の足跡を当センターの教員や所員とともに辿り、慶應義塾の歴史や福澤諭吉について学んでもらうものです。

活動内容

7月30日開催のツアーは東京駅を出発し、築地鉄砲洲の「慶應義塾発祥の地記念碑」や芝新銭座の「福沢近藤両翁学塾跡」など慶應義塾に関する史跡を巡り、午後は三田キャンパスにて演説館や慶應義塾史展示館を見学し、最後に麻布山善福寺で福沢諭吉・福沢錦の墓を訪れた。
8月20日開催のツアーは、横浜駅を出発し、横浜開港資料館や日本新聞博物館を見学し、午後は日吉キャンパスで日吉台地下壕保存の会の方々にご案内いただき、地下壕内や寄宿舎などを見学した。
参加者は、7月30日が中学生16名(普通部13、SFC中3)、高校生4名(塾高1、SFC高3)であり、引率は9名で、合計29名だった。8月20日が中学生13名(普通部11、SFC中2)、高校生7名(塾高1、志木高4、SFC高2)、大学院生2名であり、引率は7名であった。29名であった。なお8月20日は、協定校で来日していた韓国の梨花女子大学の教員1名、研究員1名、大学院生5名も同行した。

参加者の声

公募プログラム

SFC高

今年度初参加のものです。高等部のHRでこのイベントの案内があったために申し込みました。どちらの日程も様々なことが知れてとても面白かったです。三田では、福沢諭吉関連の史跡をめぐることで、自分の福沢諭吉に関する知識がかなり表面的で薄いものだったのだなと感じましたし、日吉の方では、大戦末期に海軍が実際にいた司令部だったということでやはり言葉では言い表せない重みのようなものを感じました。かつて、沖縄の地下壕に行ったことがあるのですが、そことの雰囲気の差のようなものも感じました。
ただ、どちらの日程もすごく興味深かったのですが、日吉の方はどちらかというとあまり福沢諭吉と関連性が少し少ないような気がしました。 今回のこのイベントで、他の付属校の様々な生徒や大学の先生たちにも初めて会うことができ、そういった面でも学ぶことが多かったです。 イベントの企画ありがとうございました。


志木高

今回のワークショップを通じて福沢の人間交際における歴史探索という貴重な体験ができました。自分がまだ知らない歴史の裏側や関係を辿ったり、歴史的遺産における福沢の存在を実感でき参加して良かったと思います。

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