2022年度公募プログラム

[幼稚舎]

英語による早期児童プログラミング教育

活動代表者

幼稚舎教諭 清水賢

清水賢時代を超えて普遍的に求められる力としての、「英語力」と「プログラミング的思考能力」を早期から育むことを目指します。中学、高校生であれば理屈でわかることであっても、小学校低学年生は体験しないと理解しにくいため、このプログラムでは幼稚舎生がプログラミング的思考を、「体験的」に「英語」で身につけることを試みます。

活動内容

【対象】幼稚舎2年生、3年生。
【段階的内容】
「アンプラグド」タブレットにさわらずにプログラミング的思考やマナーを学びます
「ビジュアル」タブレットのアプリを利用してプログラミング的思考を学びます
「ロボット」タブレットで簡単なプログラムを組んでダッシュ(ロボット)を動かし課題を達成します。 
子どもたちがプログラムを組んで、タブレットに何らかの作業をさせます。子どもたちはタブレットに行わせたい一連の活動を細かい動きに分析し、次にそれらの細かい動きをどのように組み合わせれば目的の行動になるかを想定します。タブレットには人間の言語が直接理解できるわけではないので、子どもたちはタブレットにわかる「記号」で伝える必要があります。この「記号」である「コマンド」は英語で行います。ひとつひとつの細かい動きに対応した「記号」を、どのように組み合わせたら目的の動きになるのかを考えます。これらの「記号」の組み合わせを、どのように組み替えれば意図した行動により近づいていくのかを試行錯誤します。このような試行錯誤を通して理論的に考えることで、英語によるプログラミング的思考力の育成が期待されます。
【具体例】
英語の絵本を読む、英語のショートストリーを映像で視聴する。
児童が興味を持ちやすい題材を選ぶ。
(例)日本昔話を日本語で読み、同じ内容を英語で聞く。
「鬼滅の刃」(英語版)、「Star Wars」の映画の一部を視聴する。

ストーリー内容を把握する
英語の発音を学ぶ(Phonics)、英語の表現を学ぶ。
英語の文字を学ぶ(タブレットのロイロノートを使いアルファベットをタイピングする)

【実例】
児童たちと同じ歳くらいの主人公、アナキン・スカイウォーカーが、Xウイング戦闘機を操縦して、与えられたミッション(ロボットに英語で挨拶させるなど)を行い、ハザードを回避し、最終目的地(にて自分の声で録音した英語をロボットに発音させるなど)を目指すプログラミングを作成する。より具体的な環境、臨場感を与えることで、子どもたちはよりモティベーションを向上させるため、ダッシュ(ロボット)にはXウイング戦闘機の模型を取り付けたり、ライトセーバーに見立てたスティックを装着させたり、マスが書かれたマットの上には登場するキャラクターの写真を配置したり、といった仕掛けをセットする。ダッシュには児童の発音を録音して、プログラムしたタイミングでメッセージとして再生することができるので、その機能を利用することで、英語の発音や発話力のトレーニングを行うことができる。同様にして、児童たちに人気が高い、「鬼滅の刃」をテーマにしてプログラミングを行う。児童が興味を示す題材を用いることで、「良薬、口に苦くなし」となり、児童の学習へのモティベーションが増大する。

 

参加者の声

公募プログラム

2年E組 男子児童の日記より

ジェダイになるために、わるいうちゅう人をよけて、ライトセーバーでたおして、マスターのところにいくプログラミングをならいました。メイザフォースビーウイズユーをはつおんして、ダッシュにいれました。2かいめのちょうせんで、ジェダイになれました。えいごをたくさんべんきょうしました。


3年K組 女子児童の日記より

たんじろうとてんげんのロボットが、2だいでどうじに鬼をやっつけなければなりません。かたほうがうまくいっても、もうかたほうがしっぱいすると、だめです。わたしはてんげんでした。360ど、90ど、とかのかいてんのめいれいをするので、すうじを360まで英語でいえるようになりました。めいれいはぜんぶ英語なので、いろいろおぼえました。ふたりで鬼をたおすと、はしらになれます。きょうはなれませんでした。らいしゅう、がんばります。たのしみです。

未来先導基金の取り組みにご賛同していただける方はこちらをご覧ください。

ご賛同いただける方はこちら

ページの先頭に戻る