2012年度 未来先導チェアシップ講座

環太平洋諸国における外国判決等の承認・執行の現状

講義の趣旨

日本、米国、中国、韓国及び豪国は環太平洋の経済主要国であり、地理的にも歴史的にも近い関係にあるうえ、各国の企業は国際契約の締結や国際投資活動を通じて活発に経済的交流を深めている。しかしながら、一たび法的紛争が生じた場合、国籍を異にする当事者間の契約や投資は当事者の意図したとおりに保護されるか、当該紛争に関してある国で下された判決を、他国が承認したり、執行を許すかについては、残念ながら大きな不安が残っている。
本講座は、上記各国における最新の外国判決の承認・執行制度を整理したうえ、現状での国際協調の達成度を確認することを主たる目的とする。加えて、現在、裁判手続の代替として普及している国際仲裁に関し、各国で生じている手続や執行上の法的問題も検討することも目的とする。

コーディネーター

Gerald McAlinn <法務研究科(法科大学院)教授>、増田 晋<法務研究科(法科大学院)教授>

招聘者ならびに講義担当者

環太平洋の経済主要国である米国、中国、韓国、豪国、及び、日本の著名なロースクール、大学法学部又は国際法律事務所等より国際民事手続法分野の第一人者を招聘する予定である。

 

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