2013年度 未来先導チェアシップ講座

意思決定とメカニズムデザインのフロンティア
Frontiers of Decision Making and Mechanism Design

講義の趣旨

人々は意思決定において、現状理解の曖昧さや将来の不確実性など、不確定な要素があるもとで判断を下している。そしてその判断を行う際にも、近視眼的な考えを採用したり、何かの誘惑に負けるなど、「正しい」決定を揺るがす要素が存在する。意思決定理論はこうした様々なファクターを考慮に入れたうえで、人々がどのように意思決定を行うか、あるいは行えばよいかを考察する学問分野である。そして、人々がどのように意思決定するかを十分考慮したうえで、優れた制度の設計を試みる学問分野がメカニズムデザインである。オークション市場やマッチング制度の設計においては、メカニズムデザインは多くの実用的成功を収めている。本講座では、意思決定理論とメカニズムデザインについて、基礎から先端までをカバーするシリーズ式の授業を提供する。

コーディネーター

中村慎助(経済学研究科委員長・経済学部教授)、坂井豊貴(経済学部准教授)

招聘者ならびに講義担当者

林貴志(はやし たかし)
グラスゴー大学アダムスミス・ビジネススクール教授。意思決定理論を担当。

James Schummer(ジェームス・シュマー)
ノースウエスタン大学ケロッグ・ビジネススクール准教授。メカニズムデザインを担当。

坂井豊貴(さかい とよたか)
慶應義塾大学経済学部准教授。メカニズムデザインを担当。

その他にも当該分野の第一人者を招聘する予定である。

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