2010年度公募プログラム

文学部中国語中国文化夏季研修

活動代表者

文学部教授 関根 謙

関根 謙このプログラムの先行企画、上海の復旦大学での研修(2009年夏)には専攻や学年を越えて学生22名が参加し、大変な好評でした。2010年はいよいよ本格的に1・2年生対象の中国研修が始まります。日中の教員が協力して考えた企画ですので、中国語の上達や中国文化体験だけでなく、多くの収穫があるものと期待しています。

活動内容

現地での研修は2010年9月の第二週と第三週(14日間)に行われましたが、これは中国の9月新学期に合わせた設定で、ビザなしで滞在できる限界の日数でした。規模は初級1クラス、13名(うち女子10名)、中級1クラス25名(女子16名)の計38名(男子12名、女子26名)でした。

中国側受入れ先は復旦大学外事処・復旦大学中文系および日語系で、宿舎は復旦大学管理下の施設で衛生的で安全かつ便利な場所が提供されました。使用した教室は復旦大学光華楼という復旦大学の中心的な建物で、非常に近代的な設備の整ったランドマークといっていいビルでした。研修に当たる講師は復旦大学の派遣する中国語教授者で、中国語のみによる授業を進めてもらいました。またその内容と進度は、慶應義塾文学部中国語部会編集の慶應で現在使用中の教科書に準拠して、さらに工夫を加えてもらいました。授業時数は、中国文化の演習と講義も含めて10日間30時間を超えました。これは十分に文学部の総合教育科目として単位化できる内容です。またその他の活動として中国人学生との交流の機会を設定し、両校の学生が自主的で多様な交流活動ができるよう配慮しました。このほかに希望者には、中間の日程で杭州への旅行を企画し、これも成功裏に終了しました。研修最終日には各クラスとも検定考査が実施され、全員が規定の内容を習得したと認められて、復旦大学から研修修了証書を授与されました。

参加者の声

公募プログラム

文学部2年

「一期一会」2週間という長きにわたった上海研修を象徴する四文字です。僕らのために貴重な夏休みの時間を割いてくれた復旦大学の先生や学生のみなさん、長い間お世話になった留学生寮の職員のみなさん、バスのガイドさん、運転手さん、大学近くにあったおいしい小龍包のお店のおじちゃん、お姉さん、そして何よりも一緒にたくさんの思い出を作ってきた仲間たち、こうして旅の終わりに「寂しい」感情が湧いてくるのは、研修が楽しく充実していたからです。であったすべての人たちに感謝の言葉を捧げます。


文学部1年

中国のことは学校でもテレビでも事前講座でも学んで、よくわかった気になっていましたが、聞くのと実際体験するのでは全然違いますね!カルチャーショックというものを初めて体験しました。こちらの学生さんとの交流会もなかなか楽しかったです。中国語を話せない、聞き取れないで苦戦しましたが、英語という便利なものを思い出し、ようやく交流できました。中国人みたいに強くなりたい、そして日本人らしく、もっといろんな人と仲良くしたい、そう思いました。また中国に来ます!

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