2015年度公募プログラム

理工学部4学期制に基づく夏期留学・国際インターンシッププログラム

活動代表者

理工学部学部長 青山 藤詞郎

青山 藤詞郎学部3年生を中心とした理工学部生が4ヶ月近く(6~9月中旬まで)を米国等の大学や企業ですごし、現地の仲間に囲まれて、正規の科目履修やインターンシップを実施します。1人でも多くの学生に世界を体験してもらいたいと思います。

活動内容

■海外大学サマーセッション短期留学
 本プログラムでは、3年生を中心とした理工学部生が6月から8月にかけて開講される米国大学サマースクールに入学し、慶應の専門科目に相当する卒業単位の一部を取得する。The Study Abroad Foundationとの協力関係のもと、UC Berkeley, UCLA, U. Colorado at Boulder, U. Arizonaらの一流校のサマースクールに参加する理工学部プログラムを発足、2013年度から合計18名(個人での出願者2名を含む)が参加した。
 米国大学の正規単位が取得できる本プログラムの参加学生は、個人として学問に対峙する力と、他の履修者と協力して問題を克服する力の両方が求められた。また、科目ごとに異なるクラスの仲間と交わり、英語で学び・考え・議論する力を養った。
■米国企業夏期100日間インターンシップ
 本プログラムでは、3年生を中心とした理工学部生が6月から9月半ばにかけた100日間、米国の現地企業でインターンとして働く。米国ビザの正規発給機関であるIntrax Cultural Exchange社との協力のもと、パイロットスタディーとして2012年度から実施し、理工学部生向けのプログラムを企画運営した。これまでに6名が本プログラムを修了した。本プログラム参加により専門科目「学外実習」の単位が取得できる。
 本プログラムでは、4学期制による100日間という期間が重要なポイントである。これにより最初に研修期間を設け、残りの数ヶ月で企業の発展に貢献することが可能となった。すなわち受入企業の選択肢も増え、英語を駆使しながら人間関係を構築し、与えられた任務を遂行する時間が十分に得られた。
  
 本プログラムは2015年度で3年目となり、この間、単位振り替え可能な科目の増加、日本経済新聞2013年6月3日朝刊・教育欄への活動内容の掲載、米国大学サマーセッションへの出願者数の増加などプログラムを発展させてきた。学部生という若い年代で100日間もの長い間、日本人から離れて米国大学サマーセッションや国際インターンシップに参加することは自らの存在意義を熟考する絶好の契機となり、また他人とは違う自分(すなわち先導者)としての第一歩を踏み出す最高の機会だと信じる。

 

参加者の声

公募プログラム

理工学部2年

現地の学生と同じ授業や試験を受けることができるサマーセッションは自分にとって、とても刺激的なものであると同時に貴重な経験になりました。留学先であるUCLAの授業において、学生たちの積極性や勉強に対する姿勢、また課される宿題の多さに驚きました。平日は毎回出される多くの課題をこなすため、勉強に集中する一方で、休日はルームメートと観光やスポーツをすることでメリハリのある充実した生活を送ることができました。留学を通じて学んだことを帰国後の生活にもいかすことができ、とても有意義な留学であったと思います。


理工学部2年

私が参加したUCLAでのサマーセッションでは、実際に大学で開設されている講義を受講し、ディスカッション、課題、試験などをこなしていくうちに英語が上達していくのが実感できました。生徒の高い積極性と学ぶ意欲の高さを目の当たりにし、自分自身への刺激となって今後の学校生活におけるモチベーションにも繋がりました。また、様々な国から参加している留学生とともに寮で過ごすことによって国際色豊かな生活を送ることができ、刺激的な日々を送ることができました。語学の習得だけではなく、現地のライフスタイルを体感し、生徒や教授と交流することで、海外の大学でしか体験できないとても充実した貴重な経験をさせていただきました。


理工学部3年

今回の留学は文化的な差異を体験するという点と、今後の進路決定に関する材料を得るという2点において特に有意義であったと思います。異文化体験に関しては挙げればきりがないですが、中でも独立記念日祝賀祭への参加が強く記憶に残っています。種々雑多な人たちの集まりに、マイノリティとして自分も参加しながら同じ星条旗を手に過ごした夜はとても象徴的でした。またアメリカの大学院への進学も検討しているため、教授や現地で奮闘している留学生と交わした会話は大変刺激になりました。NASA JPLを見学する機会にも恵まれ、宇宙探査を行う世界最先端の現場を訪れることができたことも大きな収穫の一つです。意義深い体験ができたことを心より感謝いたします。


理工学部3年

私は2015年夏にカリフォルニア大学バークレー校のサマーセッションに参加いたしました。バークレーの街は、多様なバックグラウンドを持つ人々に溢れ、多くの人と話すことで自分の視野を大いに広げることができました。共通の文化が存在しない中、個々人の個性が尊重され、一人一人のアイデンティティに対して良い意味で注目される環境であったため、自分が何者か、日本および日本人とは何かを強く意識する機会に恵まれました。語学面も成長以上に、自分自身の立ち振る舞いや物に対する取り組み方を見直す非常に良い機会となり、帰国後の生活が充実したものとなっているとともに、この経験が今後私に大きな影響をあたえると感じております。

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