2020年度公募プログラム

[理工学部]

カリキュラムビルトイン型学部・大学院包括国際交流プログラム

活動代表者

理工学部教授 泰岡顕治

大学生から大学院生までを対象としたハンズオン型の国際人材育成プログラムです。
このプログラムをきっかけにしてより多くの学生が国際的に活躍する場を見出すことを期待します。

活動内容

① 海外工場見学プログラムの拡充 ②4年生の中間発表への海外大学教員団の招聘 ③海外フィールドワーク ④4年生・大学院対象の国際ワークショップ、の4つの活動を計画していたが、新型コロナウイルス感染拡大のため一部のプログラムをオンラインにて実施し、2021年度に実施を継続する予定である。

① については,タイ,韓国,米国の3つの海外工場見学プログラムを企画していたが,現地への出張は難しい状況にあった.米国については,2021年3月23日および25日に川崎重工リンカーン工場の見学をオンラインで実施した。②については,高麗大学と相談の上,教員の行き来ができるようになった後に実施することとしたため,次年度に延期した.③については,2021年3月9日に日本航空電子短期課題プロジェクトをオンラインで実施した。またAI Hardware Center プロジェクトは、IBMワトソン研究所、東京エレクトロンアメリカのオンラインでインタビューを実施した。引き続き2021年度に5箇所程度のオンラインインタビューを行い、最終的に報告会を行う予定である。④については,韓国,シンガポールにて実施の2つの国際ワークショップ,慶應で実施予定の2つの国際ワークショップともに,双方からの行き来が不可能ということで,オンサイトでの実施は延期とした.2021年2月26日に韓国・延世大学との大学院生の交流を目的としたオンラインシンポジウムを開催した。

 

参加者の声

公募プログラム

理工学部2年

新型コロナウイルス感染拡大の状況下において、リモートで日本航空電子工業株式会社(以下JAE)のコネクター製造工場の見学に参加しました。機械工学科から10名の学生が参加し、JAEのアメリカとメキシコの2つの工場より7名の社員が参加してくれました。少人数の見学であったことにより、双方向のコミュニケーションを活発に行うことができました。また、通常はJAE社外に公開されないような情報についても教えて頂けました。このようなことは授業の一環で見学するからこそできたことであると考えます。機械工学科の学生として専門を決める前である、2年生と3年生の間の春休みにこの工場見学を行えたことは大変貴重な経験でした。この工場見学が自身の将来像を掴むことに一役を担い、参加者に残り2年間の学部生活の過ごし方を再検討させる良い機会となったのではないかと考えます。


理工学研究科博士課程2年

慶應義塾大学と延世大学の間でオンラインで行われたYonsei - Keio Special Mechanical Symposium 2021に参加し、ポスター発表を行いました。オンラインのため、終了後に一緒に食事をして親交を深めたりすることは出来なかったものの、ラフな格好で自宅から韓国の学生達と交流できた点は画期的でした。渡航制限が解除されても、今回のように気軽に参加できる交流会は、学生達が海外へと目を向ける良いきっかけになると思います。発表者の方々は皆レベルの高い研究に取り組まれていると感じましたが、特に、全体でのプレゼンテーションでは韓国の学生達の英語能力の高さを改めて認識しました。個人のポスター発表では、何人かの韓国の学生が熱心に耳を傾けてくれました。最後にいくつか意見交換もあり、自分の分野とは少し違う視点からの意見だったため新鮮でした。機械工学という広いテーマ設定による学際性があった点でも、今回の交流会は有意義であったと考えます。

未来先導基金の取り組みにご賛同していただける方はこちらをご覧ください。

ご賛同いただける方はこちら

ページの先頭に戻る