2020年度公募プログラム

[体育研究所]

東京2020オリンピック・パラリンピック英国サポート【KEIO 2020 project】を通じたKEIOスポーツレガシーの共創

活動代表者

体育研究所長 石手靖

石手靖3年目を迎える本プロジェクトは、東京2020オリンピック・パラリンピック大会に先立つ英国オリンピック・パラリンピック代表チームの日吉キャンパスにおける事前キャンプのボランティアサポートを通じてプロジェクトを完成させます。

活動内容

本プロジェクトは2018年度、2019年度の2年にわたり未来先導基金の採択を受け、活動を行ってきたが、2019年度末より新型コロナウイルス感染症の影響を受け、開催予定であった企画が中止を余儀なくされた。本プログラムの集大成と位置付けられていた2020年度における多くの活動がオリンピック・パラリンピックの延期の決定以降、実質停止せざるを得ない状況下であったが、BOA・BPAをサポートするために残された課題を学生自ら考え、オンライン会議を重ね、塾における新型コロナウイルス感染予防対策に則りながら、以下の活動を進めた。
1.日吉キャンパスバリアフリーマップ製作活動:BOA・BPAが日吉キャンパスで活動する際のサポートを目的として2019年5月より開始された日吉キャンパスバリアフリーマップ製作活動を継続した。本活動は、「もう一つのオリンピック」と呼ばれるパラリンピックに関わる活動を契機に多様性の尊重と、障がい者を理解する“心のバリアフリー”を塾内外に発信し、浸透させることを狙いとし、当該領域の専門家とともに問題提起・課題解決を目指している。本マップは間もなく完成予定である。
2. オンライン企画の実施:BOA・BPAの事前キャンプの受け入れ準備として、スポーツボランティア経験者を招いたオンライン研修会や現役トップアスリートとの交流会を開催し、スポーツボランティアとして活動を行う上で必要な心構えを学んだ。参加者はスポーツボランティアにおける重要な心構えを学ぶだけでなく、ディスカッションを通した学びや仲間とのつながりを実感でき、2021年度に予定されているボランティア活動への糧となる企画となった。

参加者の声

公募プログラム

理工学部3年

約2年間、日吉キャンパスバリアフリーマップの企画から編集まで携わりました。私自身地図製作の経験はなく、大学としての前例もない活動だったのであらゆる段階で困難が生じましたが、プロジェクトのメンバーで議論を重ねて協力し合い、また塾内外の方のご助言やご協力を得てやっと満足のいくものが出来上がってきたことに達成感を感じています。はじめは新しいことに挑戦したいという気持ちから参加しましたが、車いすユーザーの方とのフィールドワーク等を通して、自分たちが当たり前に毎日を過ごしているキャンパスの中でも実はたくさんの苦労や不便があるということに気づきました。このマップがパラリンピックの選手だけでなく、将来の塾生にとっても有益なものになればと思います。


商学部2年

オンライン研修会はプロジェクトの学生がより良い、一つのチームになるための貴重な経験になったと考えます。研修会では「多様性の尊重」と「リーダーの役割」というボランティアにおける重要な点についてお話を伺いました。参加者により印象的だった部分や感じたことは異なるかもしれませんが、このような多様性を尊重することが、これからのボランティア活動において重要になると考えます。また企画リーダーを務めましたが、コロナ禍で対面での活動が行えない中でも同期や先生方、講師の方のサポートのおかげで研修会を無事に終えることができ、チームでの活動の魅力を実感しました。この経験はフォロワーシップを引き出せるリーダーを目指す契機となり、自分の成長への原動力となっています。

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