2023年度公募プログラム

[理工学部]

Boston – Keio – Tsinghua Workshop 2023

活動代表者

理工学部准教授 白石博

白石博ボストン大学で開催される,日米中の数学・数理科学の研究討論などを行うワークショップです。大学院生にとっては,英語で研究討論を行う良い機会になっていると思います。

活動内容

2011年にBoston-Keio Workshop としてスタートし、2022・2021年度は幾何と数理物理、(2020年度はコロナ禍により延期) 2019年度は整数論、2018年度は力学系、など毎年テーマを変えながら11年間に渡り、本Workshopを開催してきた。当初ボストン大学と慶應義塾大学の研究者で行われたワークショップだったが、年々進化、充実し、MIT、ハーバード大学など米国・中国から参加者が集まる活発な研究集会へと成長した。日本からの参加者も大多数が慶應義塾大学だが、近年は東京工業大学、京都大学、東京大学、東北大学などからも大学院生や若手研究者が参加している。2014年度から2018 年度まではJSPS 拠点形成事業(A.先端拠点形成型)のサポートを受けて日本から多くの大学院生が参加しているが、参加した大学院生は全員、講演もしくはポスター発表を行うこととしており、貴重な国際経験を積む重要な機会となっている。
2021年度には正式に中国の清華大学が加わり、Boston – Keio – Tsinghua Workshopとして新たなスタートを切る計画であったが、コロナ禍の影響により2021年度、2022年度はバーチャル開催のみとなった。しかし、2023 年度は、確率論と統計学をテーマとしてBoston-Keio-Tsinghua Workshop 2023 を、2019年度以前と同様の対面方式で開催する予定である。同分野の一流の研究者らが講演を行い、大学院生や若手研究者は発表およびポスター発表を行う。大学院生らがこのワークショップに参加するだけでなく、自身の研究成果についてポスター発表などを行うことは、専門的研究者から最新の研究成果やアドバイスを得ることができるという面からも、その後の研究の発展に繋がる非常に有用な国際交流活動であると言える。また、個々の研究内容について、より具体的な議論を可能とするためにも、対面方式による開催の必要性と重要性は非常に高いと考えている。

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