2024年度公募プログラム

[理工学部]

ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン教育

活動代表者

理工学部准教授 清水智子

清水智子慶應義塾大学理工学部の学部生と大学院生を対象に、ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョンに関する学びの機会を提供し、未来を先導する人材の輩出の促進を目指します。

活動内容

①塾生・教職員対象DEIワークショップ(2回程度)
障碍をもつ人との共生と協生、LGBTQ+への理解促進、ジェンダーバランス解消のための方策、育児・介護と仕事の両立、多文化共生などDEIに関するトピックを扱う。先進的な取り組みをしている企業や海外の大学等からの講師による講演と、塾生達によるグループディスカッションを実施する。
実績:塾生・卒業生・女子中高生の交流型イベント実施。
今後の展望:具体的にポスターワークショップ等を予定。

②海外大学学生とのDEIに関する共同セミナー
海外におけるDEIの考え方や取り組みについて学ぶ機会とする。
実績:APWiLメンタリングプログラムを利用した国際シンポジウムの開催
今後の展望:カリフォルニア大学サンタバーバラ校と、Science, Engineering, Arts in Global Leadershipというテーマで学生海外短期交流プログラムを実施。

③全国理工系学部向けのDEIシンポジウムの開催
慶應理工の取り組みを紹介することに加え、他大学の理工系学部から講師としてお招きしDEIに関する各大学での取り組みを共有する。
実績:2023年度テクノモールにおける当日シンポジウム開催(12月予定)
今後の展望:2024年度テクノモールにおいてもシンポジウムの開催やブース展示(発展形)

④女性リーダー育成プログラムへの塾生派遣
 理工学部で特に問題となっているジェンダーアンバランスの解消を目指し、女子学生のリーダー育成を目的としたプログラムへの参加を支援する。環太平洋大学協会(APRU)主催のものや民間プログラムを想定している(現在検討中)。
実績:女性に限定せず②に組み込む形が良いという検討結果となった。
今後の展望:②記載のUCサンタバーバラとの学生海外短期交流プログラムを実施予定。

⑤ホームページやSNSによる現状や取組み情報発信
上記のワークショップ等の開催報告や、理工学部における取り組み等を広く伝えるために新たにホームページを開設する。
実績:理工学部DEIホームページの開設、行動指標となるKeiDGsの策定と浸透
今後の展望:コンテンツの拡充と継続的な情報配信。特に理工学部教職員から記事投稿を募り、工内の様々な取り組みを共有することで、キャンパス全体でDEIを推進している雰囲気を浸透させる。

⑥DEIスコアの作成と測定
意識改革・改善や教育効果を測る指標として、本取組みの開始時および年度終わりに学生向けおよび教職員向けにカスタマイズしたDEIスコアを測定する。スコアの向上が見られることで効果を実証したい。
実績:教職員対象のDEIスコアの調査
今後の展望:定期的なスコアを収集と数値の推移調査

⑦キャンパス内施設のアクセシビリティと利便性の向上
キャンパス内に多様性向上に向けた環境を作っていくハードウェア的アプローチを通じて、キャンパスを利用する様々な人たちの利便性を向上させるとともに、組織の一員であることを感じられるようにする。これを学生団体とともに推進する。
実績:授乳に利用できるコモンルームの整備・シャワールームのアクセシビリティ向上, バリアフリー対策について他、大学キャンパス見学の実施
今後の展望:男性休憩室の新設, 矢上キャンパスにおけるバリアフリー対策の提案

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