2024年度公募プログラム

[環境情報学部]

サステイナブルキャンパスプログラム

活動代表者

環境情報学部長 一ノ瀬友博

一ノ瀬友博カーボンニュートラル、資源循環、自然環境、健康と地域、食と農の視点からサステイナブルなキャンパス、そしてサステイナブルな地域づくりを目指します。学生、生徒はもちろんのこと、多くの教職員の参加も期待しています。

活動内容

本プログラムはサステイナブルキャンパスをアウトカムとして設定し、7つのプロジェクトから構成される。CN、資源循環、自然環境、健康と地域、食と農、スチューデントビルドキャンパス(SBC)、高等部における環境プロジェクトである。それぞれのプロジェクトでは、教員がとりまとめ役を担い、プロジェクトに参加する学生、生徒を募集する。CNは有野特別招聘准教授、資源循環は塚原准教授、自然環境は一ノ瀬教授、健康と地域は秋山教授、食と農は長谷部准教授、SBCは石川教授、松川准教授、環境プロジェクトは成田教諭が中心となり担当する。総合政策学部、環境情報学部の学生には、特別研究プロジェクトを設定し、単位の取得を可能にする。政策・メディア研究科の学生にはフィールドワークとしての認定を予定している。活動の成果は、2024年11月にキャンパスで開催予定のSFCオープンリサーチフォーラムにおいて公表する。年度末には、SFCサステナビリティレポートに活動内容を報告する。
 CNプロジェクトでは、SFCにおける省エネ、創エネのさらなる積み上げを目指す。加えて、SFC内外での営農型太陽光発電実証など、様々な相乗効果(農家の収益向上や気候変動への適応効果等)を有する取組みを通じて遠藤・御所見地域と連携したカーボンニュートラル実現可能性を検討する。資源循環プロジェクトでは、プラスチック容器の削減(弁当容器やペットボトル)、リサイクルボックスの配置や表示などにより、SFCにおいて行動変容を起こす方法を検討する。自然環境プロジェクトでは、SFCと南三陸の慶應の森の生物相モニタリングを継続するとともに、SFC内の自然再生を進める。塚原研究会、一ノ瀬研究会で連携して、SFCで発生するバイオマスの利活用についても検討する。健康と地域プロジェクトでは、藤沢市の「地域の縁側」をベースに高齢者や子どもたちが自らの健康と環境との関係を学び実践するための場を、秋山研究室、看護医療学部の石川志麻研究室、健康マネジメント研究科小熊祐子研究室等と協働して推進する。またスマホアプリを用いた行動変容を促す仕組みを研究する。食と農プロジェクトでは、長谷部研究会で進めてきた農業を通じた地域との連携を継続するため、遠藤・御所見地区において、藤沢市農業体験型市民農園(水田)を利用し、学生の農業体験を推進するとともに、SFCにおける地産地消を検討する。SBCプロジェクトは、石川教授、松川准教授を中心に、SFCの実験的な取り組みを進める場であるβビレッジにおいて、各プロジェクトが積み上げた成果を具体的に実装する。高等部における環境プロジェクトでは、これまで行ってきた藤沢市内の学校におけるアウトリーチを継続するとともに、大学・大学院における6つのプロジェクトと連携する。ICT担当教員の指導の下にICT技術の積極的な活用を図る。また、塾生会議での議論は本プログラムとも関係するものも多いため塾生会議と連携しての実施も予定している。

 

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