2016年度公募プログラム

[理工学部]

アーヘン工科大学春季講座(「Keio-Aachenスプリングスクール」)

活動代表者

理工学部教授 横山由広

ドイツ アーヘン工科大学の言語センターが特に慶應の学生諸君のために企画した、ドイツ語・ドイツ文化研修を中心とする春休み20日間の現地研修プログラムです。ドイツ語の初歩を学習済みであれば、どの学部・研究科からも参加できます。

活動内容

募集人数上限の10名(理工学部2年3名、1年1名;文学部1年1名;経済学部3年2名、1年1名;法学部2年1名;医学部1年1名)が、2017年3月1日(水)~ 3月20日(月)にアーヘン工科大学にて実施された標記講座に参加して、主に以下のモジュールから成る研修プログラムを受講した。
1)ドイツ語コース: 前述した先方と塾のドイツ語教員との間の意見交換を経て準備したカリキュラムで、参加学生の習熟度に応じた実践的な教育指導が行なわれた。
2)ドイツ語・ドイツ文化プロジェクト: アーヘンの市内散策、名所見学、さらにはホームステイを通じてドイツ語運用を実践し、ドイツ文化を実地に体験した。
3)ヨーロッパコース: ドイツ・ベルギー・オランダ3国の国境に位置するアーヘンでEU主要国としてのドイツを体験した。マーストリヒトへの遠足、欧州議会のあるブリュッセルへのエクスカーションも実施された。
4)現地の日本語学習者とのコラボレーション: アーヘンで日本語を学習しているドイツの学生との協同学習を通じて相互に異文化理解を深めることができた。
5)キャンパスツアーなど: ドイツ有数の工科大学であるアーヘン工科大学の研究施設、さらにはアーヘン近郊のユーリヒ研究センターを見学して、技術立国ドイツへの知見を深めることができた。

2016年3月実施の第1回は募集定員10名に対し応募者は8名、うち選考に合格して講座に参加したのは7名にとどまったが、未来先導基金公募プログラムとして実施された今回は、理工学研究科、理工学部、文学部、経済学部、法学部、商学部および医学部から合計で27名もの応募があった。また、プログラムの慶應側の主な活動メンバーからは、北川商学部専任講師が3月16日アーヘン着・18日アーヘン発の日程で17日に講座の実施状況を視察するとともに、アーヘン工科大学言語センターの関係者一同、センター長、授業担当者および事務担当者と面談した。標記講座の実施により、慶應の側では従来は主に理工学部が担ってきたアーヘン工科大学との交流への、他学部の学生諸君と教員の参加も促進されている。

 

参加者の声

公募プログラム

理工学部2年

多くのドイツ人と仲良くなる機会があり、もっと自由に会話できるようになりたいとドイツ語の学習意欲が高まった。また、ドイツの文化やドイツ人の考え方に触れる中で、自分と似ているところ、似ていないところの両方を見つけることができ、いわゆる異文化交流というものについて学ぶことができた。更に、たくさんの楽しい思い出や貴重な経験をすることができて、ドイツへの興味が深まったと同時にドイツが好きになった。


経済学部1年

学ぶことがありすぎて頭がパンクしそうなほど、充実した日々だった。自分の力不足を毎日感じていたが、より世界についてドイツについて知りたいという意欲が強まった。自分の力で生きていくことの大変さも学んだが、これからに絶対に活かせると思っている。

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