2018年度公募プログラム

[メディアデザイン研究科]

KMD-スタンフォード大学「ジョイントプロジェクト型グローバルラーニング」プログラム

活動代表者

メディアデザイン研究科委員長 稲蔭正彦

稲蔭正彦KMD修士課程とスタンフォード大学工学研究科及び教育学研究科修士課程の学生がチームを編成して、米国と日本の文化差を意識したデザインプロジェクトを実施します。双方のキャンパスを訪問してプロジェクトを6週間で完成させます。

活動内容

 本プログラムは、KMD教員およびスタンフォード大学の教員が共同でプログラムを企画することからスタートした。開催の約半年前からプログラム概要を計画し、今年度はAIやビッグデータ等の先端技術が社会に影響を及ぼしていることを考慮したデザインプロジェクトとした。
 各大学で選抜された各4名、合計8名の学生が、混合チームを2つ作り、文化差やライフスタイルの地域差からヒントを得て、チームで具体的な社会に貢献する具体的なプロジェクトを決定した。今年度のプロジェクトの内容は、ビジネスマンのストレスを緩和するためのデザインプロジェクトと書道の魅力を伝えるためのデザインプロジェクトに決定した。
 プロジェクトは、KMDの学生がスタンフォード大学に2週間滞在した後、本務大学に滞在しながらテレビ会議システムを利用した遠隔研究期間3週間、KMDにおける2週間を共に過ごし、合計 7週間でチームとして成果を発表する短期集中で実施した。
 プロジェクト全体の流れは、両大学で実施しているデザイン思考のメソッドに基づき、フィールドワークを行い、プロジェクトで取り組むべき本質を見つけ出すステップ1、その後解決するためのアイディアを出しプロトタイプを素早く作成してアイディアを深化させていくステップ2までを範囲とした。企業訪問、インタビュー、観察、体験などの方法を経て理解を深めた。プロジェクト期間の後半2週間では、日本文化をヒントとして、KMDの特徴であるテクノロジーを組み込んだプロトタイプ試作に焦点を当てた活動を行った。複数年実施ている連携であるが、今年度は最もプロトタイプの質が高くなったことは、大きな成果である。

参加者の声

公募プログラム

メディアデザイン研究科修士1年

本プログラムでは、スタンフォード大学の学生4名、メディアデザイン研究科の学生4名がチームとなり、d.schoolが実践するデザイン思考のプロセスを学びながらプロジェクトを遂行しました。アメリカ、フランス、ギリシャ、中国、インドネシア、日本という異なる国籍と多様なバックグラウンドを持つ学生が集まり、活発な議論を繰り広げながら未来の社会を作るためのアイデアとプロトタイプを生み出す経験は、私のキャリアにとって大きな財産になると考えています。また、プログラムのメンバーだけでなく、フィールドワークでは、私はスタンフォード大学の学生1名とシンギュラリティ大学の社員1名にインタビューを行う機会をいただきました。本プログラムを通してできた人との繫がりも今後生かしていけると考えます。

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