2018年度公募プログラム

[理工学部]

グローバルリーダーシップセミナー実地研修

活動代表者

理工学部准教授 杉山由希子

理工学部1、2年生を対象に、韓国、台湾の学生と議論し、意見をまとめる研修を企画します。互いの違いを理解しながら議論を深める体験を通して、グローバルに活躍することを目指す学生の参加をお待ちしています。

活動内容

 本プログラムは4日間の研修プログラムであり、夏休み期間は延世大学(韓国)、春休み期間は淡江大学(台湾)で実施した。具体的な内容は次の通りである。
【延世大学でのプログラム】
  時  期:2018年8月26〜29日
  場  所:延世大学(韓国)
  参加人数:合計40名(慶應16名、早稲田4名、高麗10名、延世10名)
  トピック:How should Asians take responsibility for the world?
【淡江大学とのプログラム】
  時  期:2019年2月21〜24日
  場  所:淡江大学(台湾)
  参加人数:合計32名(慶應16名、淡江16名、慶應の引率教員3名)
  トピック:How could you use technology and creative thinking to solve a specific problem in the world today?

 延世大学とのプログラムでは、世界の科学技術界において、アジアがどのようにしてリーダーシップをとれば良いのかについて6〜7名のチームごとに集中的に議論し、6チームがそれぞれ20分間のプレゼンテーションを行った。学生たちの発表は、基調講演に鼓舞されたユニークで創造的なものが多く、質疑応答では活発な議論があった。英語での議論に加えて、理工学部学生が世界における自分たちの役割について考える機会となった。
 淡江大学とのプログラムも、世界規模で取り組まなくてはいけない課題に対してどのように技術を活かし、創造性を発揮するかについて6名のチームごとで議論し、それぞれ30分のプレゼンテーションを行うという、高麗大学のプログラムとほぼ同様のスタイルで進めた。テーマに沿った教員の講義も実施した。世界に存在するさまざまな問題の中から、どのようなものをテーマとして選ぶか、またどのような解決案を提示するかについては、個人、日台間でかなりの認識の相違があった。学生たちは、相違を乗り越えるためには議論がいかに重要であるかを実感することに加え、唯一の共通言語である英語を使って共同作業を行ったことにより、学習・研究に対して新たな視点を獲得することができた。

参加者の声

公募プログラム

理工学部2年

私はこれまで海外へ行った経験がなかったため、この実地研修を通してとても良い刺激を受けました。渡航前は、実際に海外へ行き英語で会話をするということに不安を感じていましたが、他の学生や現地の人が話している会話を聞き様々なフレーズを学ぶことで、実践的な英語力を養うことができたと思っています。また、現地の学生とグループを組みプレゼンテーションの作成をする過程で、日本と台湾の間で新しいテクノロジーに対する認識の違いがあることを知り、議論を通して自分の視野を広げることができました。自由時間には、淡江大学の学生がとても親切に台湾を案内してくださいました。同じ理工系分野を専攻する海外の友人を持つことができたことは、今後必ず自分の強みになると確信しています。4日間という短い期間でしたが、日々多くの発見をし、貴重な経験をすることができました。このような機会を設けていただけたことを本当に感謝しています。

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